Frequently Asked Questions芸大・美大受験 Q&A

いつから始めればいいですか?

美術の勉強も学校の勉強と似ています。
今日始めて明日できるようなものではなく、継続が大きな力となります。
デッサンの基礎力は非常に重要で、これがしっかりしていれば受験期の応用問題に入った場合いっきに実力が伸びていきます。
そのため高校1・2年で基礎のデッサン力をじっくり学び、高校3年生では各受験校対策(応用)をしていくのが理想的です。

勉強(学科)はどのくらいしたらいいのでしょうか?

国公立大学を目指すのであれば、共通テストが必修となりますので、学科もしっかりとおさえる必要があります。
私立大学の場合は、実技+学科、実技のみ、と大きく2パターンあります。
大学によっても求められる学科のレベルは様々なので志望校に合わせた学科の対策が必要になってきます。
受験時に学科がいらない大学もありますが、大学卒業して社会に出て、幅広く活躍するためにはある程度の学科の実力は必要と考えています。

目指したい学科、専攻が分からない。決まっていません。

絵を描くことや、ものつくりが好きだけど、どのような科を目指したら良いかわからないという方は以外と多くいます。
そんな方も、実際にほかの生徒の作品を見て刺激をうけたり、美術大学の情報を多く取り入れていく事で次第に方向性が定まっていきます。反対に、志望の科が変わる生徒もいます。
どの科を目指すにしても基礎的なデッサン力、構成力を養う期間が必要なのは同じで、まずは経験して情報を取り入れることが大切です。

自分に美術のセンスがあるのか心配です。

センスとは知識です。
センスがないと感じる方は知識が不足しているだけ。
知識を増やし、自分の引出しを増やし、熟慮する事でクリエイティブな力はつきます。
あえていえば「継続する努力」のセンスを磨くことが一番大切であり、結果につながるのではないでしょうか。

美大を出ても食べていけるのか、就職が心配です。

美術大学が公表する就職率は普通大学に比べて低い場合もありますが、その内訳をみてみると、作家活動をしながらフリーで働く人の割合が多くなるため、全体での就職率が低くなっていることが原因にあります。
実際は、社会の問題に対して新たな価値観を生みだしたり、オリジナリティのある発想力は多くの企業で求められている力で、デザインや広告業界はもちろん一般企業(企画部など)に就職する方も多いです。
美大出身者は就職できないイメージがあるかもしれませんが、むしろ就職するには大きな強みになると考えます。
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